エラフスホソアカクワガタ
Cyclommatus elaphus
スマトラ島に分布するホソアカクワガタの仲間。細長い体と大きく伸びる大アゴ、金属光沢をあわせ持つ華やかな人気種です。
エラフスホソアカクワガタの産卵セット
産卵難易度 ★★☆☆☆
エラフスホソアカクワガタはマットへ直接産卵させる方法でブリードできます。マットの熟度・水分・詰め方を整え、交尾済みのメスを単独でセットします。
産卵セットを組む前に用意するもの
飼育ケース
小〜中型種のため、AKMBではコバエシャッター小を基本にします。
産卵用マット
エラフスホソアカクワガタでは完熟発酵マットだけに固定せず、発酵マットを主体に黒土マットを混ぜた産卵床を用意します。黒土は発酵の勢いを落ち着かせ、ホソアカが潜りやすい床を作るために使います。
生体
十分に成熟した交尾済みのメス1匹を使用します。交尾後は数日〜1週間ほどゼリーを十分に食べさせ、摂食と活動が安定してから産卵セットへ入れます。
その他
転倒防止材とプロゼリーを用意します。産卵セットにはオスを入れず、メスだけで管理します。
産卵セットの組み方
マットを加水する
大きめの容器へ必要量のマットを移し、少量ずつ加水しながら全体をよく混ぜます。目安は強く握ると団子になり、指の間から水がにじまない程度です。市販マットは最初から水分を含むため、状態を見ながら調整します。

マットを詰める
底面をガチガチに突き固めず、手で軽く押して形が崩れにくい程度の軽〜中硬詰めにします。上層も同程度〜少し柔らかめに整えます。
転倒防止材・ゼリー・メスを入れる
転倒防止材とプロゼリーを置き、十分に成熟した交尾済みメスを1匹だけ投入します。セット後は直射日光の当たらない静かな場所で20〜23℃前後を目安に管理します。
3〜4週間を目安にメスを取り出す
産卵中は頻繁に掘り返さず、ゼリー切れと乾燥だけ確認します。3〜4週間を目安にメスを取り出し、ケース側面や底面に卵・幼虫が見えていてもすぐ全量を崩さず、孵化を待ってから割り出すと安全です。
再セットする場合は休ませる
続けて産卵させる場合は、メスを別ケースへ移して数日〜1週間ほど十分に給餌し、新しい産卵セットへ移します。
エラフスホソアカクワガタで特に注意すること
強い固詰めを避け、手で軽く押さえる程度の中硬詰めにします。発酵マットに黒土マットを混ぜ、通気性を残します。