ホペイオオクワガタ
Dorcus hopei hopei
中国に分布するオオクワガタの仲間。黒い光沢と太く力強い大アゴが魅力で、クワガタ飼育の王道として愛されています。
学名 Dorcus hopei hopei。中国大陸に広く分布するオオクワガタの原名亜種で、福建省・湖南省・湖北省・四川省など中国南部から中部の山地に生息する。国産オオクワガタ(D. hopei binodulosus)と同種の亜種関係にあり、外見は酷似しているが、大顎の内歯と本歯が上から見たときに重なって見えること、顔上突起が大きく鋭いことで区別できる。最大飼育個体は82mm超に達し、記録はBE-KUWA(むし社)などのコンテストで継続的に更新されている。【太アゴブームとホペイの立ち位置】近年の国内クワガタブリード界において、ホペイは「太アゴ」文化の中心にいる種だ。ただ大きいだけでなく、大顎の太さ・根本の張り・内歯の発達・全体のシルエットといった「形」にこだわったブリードが盛んになっており、同サイズでも大顎の見栄えひとつで個体評価が大きく変わる。この流れは国産オオクワガタの太アゴブームとも連動しており、ホペイはその比較対象・競合種としても常に話題の中心にある。【産地と有名血統】産地の中でも特に福建省北峰産は大型化ポテンシャルが高い産地として長年注目されており、「北峰血統」「767血統」など産地固有の有名ラインが国内ブリーダーによって維持されてきた。湖南省産も流通し、産地ごとに体型・大顎形状に差が見られる。良血統の個体は同じホペイでも価格に大きな開きがあり、名の通ったラインの大型個体は国産オオクワガタの人気血統と並ぶ評価を受けることもある。【飼育ポイント】飼育は国産オオクワガタとほぼ同じアプローチで対応できる。幼虫は菌糸ビン(オオヒラタケ・ヒラタケ系)で大型化を狙うのが主流で、温度は20〜23℃が一般的。産卵は産卵木または菌糸産卵で狙いやすく、累代は比較的容易。大型・太アゴ個体を目指すには血統選び・菌糸銘柄・温度管理の三つが揃って初めて結果が出るという点では、奥が深いジャンルだ。
| 飼育難易度 | ★★☆☆☆ |
|---|---|
| ♂ 最大サイズ | 91 mm |
| ♀ 最大サイズ | 55 mm |
| ギネス | 83.3mm |
| 成虫寿命 | 12〜36 ヶ月 |
| 幼虫期間 | 10 〜 24 ヶ月 |
| 成熟・後食期間 | 3〜6 ヶ月 |
| 適正温度 | 18℃ 〜 25℃ |